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生地獄 [雑感]

5月4日に祖父の法事があって1日から6日まで、GWの真っただ中に神奈川県から山口県まで遠出するはめになった。まあ、前々から決まっていたことなので日取り自体は仕方のないことなのだが、問題は移動法だった。法要も回を重ねて十七回忌となるので参列するのは親戚のごく一部。そこで誰とも無く言い出したのが、例の「高速道路はどこまで行っても1000円」の恩恵に預かりクルマで山口まで行こう、と相成った。以前GW中にクルマで行ったことのある自分としては猛反対したが、結局のところ押し切られる形になった。
運転しない奴らはいい気なもんだ。口コミや噂情報を基に勝手にたてた渋滞予想をたよりに、ミニバンに大人7人の大所帯で1日の午後8時頃に神奈川を出発、厚木ICから東名で一路山口へ。名古屋まではおおむね順調だったが案の定、大阪の手前、天王山TN手前で渋滞に。時刻は概ね2日の午前3時。通常の週末なら大した渋滞も無く通過できる時間帯かと思うがそうはならなかった。
ここからが拷問に似た生地獄の始まり。クルマは鬼気として進まず、午前8時を回っても茨木ICの手前。ここまで来るとさすがに同乗者も苦しくなって来たようようだ。そう、一番の問題「トイレ」だ。茨木から先、中央道との分岐まで25Km渋滞、所要時間2時間以上と表示に出ているものの、クルマは1時間経っても数メートルしか進まない。ただでさえPA/SAの少ないこの区間でクルマが前進しないことには、仮設トイレを増設したPAにさえたどり着かない。疲労の色が濃くなり車内はだんだんと険悪な雰囲気に。運転しているこっちが一番つらい目に遭っているのを余所に「だから電車の方が云々」と言い出す奴が。そりゃこっちの台詞だわい。
ここらが限界と見切って茨木ICでいったん下道へ降り、ファミレスで休息。結果、これが当りだった。大阪や神戸市内は思ったほど混んでおらず、2号線伝いに山陽道の姫路西ICへ向かい、そこから山口の防府東ICへ。広島あたりで多少の渋滞はあったものの以降は順調。
出発してから到着まで27時間。その間運転したこっちは15分程度の仮眠休憩を2回取っただけ(なにしろこれ以上休んでいると同乗者から「いつまでも休んでないで出かけよ」などといわれてしまう)。
出発前はあんなにはしゃいでいた連中も着くや否や「いやぁ、ひどかったねぇ。まさに生地獄だったねぇ。あれで景気に対策になるんかねぇ」だと。そんな感想よりも夜通し一人で運転したこっちの労をねぎらってくれ。帰りもあるんだぞ。

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